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書籍情報



  • 始まってしまったら……人が死ぬ。何人もの人が。

    Another 2001(上)

    • 著者 綾辻行人
    • 発売日 2023年6月13日
    • 定価 902円(本体820円 + 税)

    多くの犠牲者が出た1998年度の〈災厄〉から三年。――春から夜見山北中学三年三組の一員となる生徒の中には、三年前の夏、見崎鳴と出会った少年・想の姿があった。〈死者〉がクラスにまぎれこむ、という奇怪な〈現象〉に備えて、今年度は特別な〈対策〉を講じる想たち。だが、クラスに広がる不安と疑心が次第に歯車を狂わせていき……ついに惨劇の幕が開く! 名手・綾辻行人が満を持して放つ、圧巻の学園ホラー&ミステリ。

    多くの犠牲者が出た1998年度の〈災厄〉から三年。――春から夜見山北中学三年三組の一員となる生徒の中には、三年前の夏、見崎鳴と出会った少年・想の姿があった。〈死者〉がクラスにまぎれこむ、という奇怪な〈現象〉に備えて、今年度は特別な〈対策〉を講じる想たち。だが、クラスに広がる不安と疑心が次第に歯車を狂わせていき……ついに惨劇の幕が開く! 名手・綾辻行人が満を持して放つ、圧巻の学園ホラー&ミステリ。

  • 考えて。そして、思い出して。謎を秘め、物語は美しい破局へと突き進む!

    Another 2001(下)

    • 著者 綾辻行人
    • 発売日 2023年6月13日
    • 定価 946円(本体860円 + 税)

    〈死者〉を“死”に還す。――三年前に同様の危機を乗り越えた経験を持つ卒業生・榊原恒一の助言を得て、想たちは事態に立ち向かおうとするが……。
    考えて。そして、思い出して。
    猛威をふるう〈夜見山現象〉史上最凶の〈災厄〉。――止まらない残酷な“死”の連鎖、そして深まりゆく謎。恐怖と混沌、絶望のなか、物語は凄まじくも美しい破局(カタストロフィ)へと突き進む! 著者渾身の大長編、怒濤の完結巻。

    解説・辻村深月

    〈死者〉を“死”に還す。――三年前に同様の危機を乗り越えた経験を持つ卒業生・榊原恒一の助言を得て、想たちは事態に立ち向かおうとするが……。
    考えて。そして、思い出して。
    猛威をふるう〈夜見山現象〉史上最凶の〈災厄〉。――止まらない残酷な“死”の連鎖、そして深まりゆく謎。恐怖と混沌、絶望のなか、物語は凄まじくも美しい破局(カタストロフィ)へと突き進む! 著者渾身の大長編、怒濤の完結巻。

    解説・辻村深月

  • 一大ムーブメントを起こした学園ホラー&ミステリ 新作が遂に刊行!

    Another 2001

    • 著者 綾辻行人
    • 発売日 2020年9月30日
    • 定価 2640円(本体2400円 + 税)

    始まってしまった。
    そんなはずは、なかった……のに、どうして。



    今年の〈もう一人〉は、誰――?

    多くの犠牲者が出た1998年度の〈災厄〉から3年。
    春から夜見北中三年三組の一員となる生徒たちの中には、3年前の夏、見崎鳴と出会った少年・想の姿があった。
    〈死者〉がクラスにまぎれこむ〈現象〉に備えて、今年は特別な〈対策〉を講じる想たちだったが、ある出来事をきっかけに歯車が狂いはじめ、ついに惨劇の幕が開く! 
    相次ぐ理不尽な“死”の恐怖、そして深まりゆく謎。
    〈夜見山現象〉史上最凶の〈災厄〉に、想と鳴はどう立ち向かうのか――!?

    綾辻行人が満を持して放つ、渾身の1200枚!

    始まってしまった。
    そんなはずは、なかった……のに、どうして。



    今年の〈もう一人〉は、誰――?

    多くの犠牲者が出た1998年度の〈災厄〉から3年。
    春から夜見北中三年三組の一員となる生徒たちの中には、3年前の夏、見崎鳴と出会った少年・想の姿があった。
    〈死者〉がクラスにまぎれこむ〈現象〉に備えて、今年は特別な〈対策〉を講じる想たちだったが、ある出来事をきっかけに歯車が狂いはじめ、ついに惨劇の幕が開く! 
    相次ぐ理不尽な“死”の恐怖、そして深まりゆく謎。
    〈夜見山現象〉史上最凶の〈災厄〉に、想と鳴はどう立ち向かうのか――!?

    綾辻行人が満を持して放つ、渾身の1200枚!


著者コメント


『Another』および『Another エピソードS』の3年後――2001年度の三年三組を襲う〈災厄〉の物語です。「〈夜見山現象〉史上、最凶」というくらいだから、かなり危険度が上がっていそうです。もちろん、これはあくまでもフィクションなので読んでも実害はないはずですが、それでも――。
「Anotherなら死んでた」的なあれこれには皆様、どうぞお気をつけて。




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プロフィール



綾辻行人

あやつじ・ゆきと

1960年京都市生まれ。京都大学教育学部卒業、同大学院博士後期課程修了。87年、大学院在学中に『十角館の殺人』でデビュー、新本格ミステリ・ムーヴメントの契機となる。92年、『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。2009年発表の『Another』は本格ミステリとホラーを融合した傑作として絶賛を浴び、TVアニメーション、実写映画のW映像化も好評を博した。他に『Another エピソードS』『霧越邸殺人事件』『深泥丘奇談』など著書多数。18年度、第22回日本ミステリー文学大賞を受賞。


作品世界解説


『Another 2001』を読み解くキーワード

〈夜見山現象〉
夜見山北中学校三年三組で発生する、〈死者〉がクラスにまぎれこむという不可思議な現象。1972年のとある生徒の死をきっかけに始まった。クラスの人数が一人増えることになるが、記憶や記録の改変・改竄が起こり、不自然な点や人物には気付けなくなっている。

〈災厄〉
〈現象〉によって、三年三組の“関係者”は“死”に引き込まれやすくなる。クラスの成員とその二親等以内の血縁者から、毎月一人以上が事故死、病死、自殺、他殺などさまざまな形で死んでゆく。普通はめったに起こりそうもない不運の連鎖による死となることもあり、それが〈災厄〉の特徴。

〈ある年〉〈ない年〉
〈現象〉はランダムに発生し、〈現象〉の起こる年は〈ある年〉、起こらない年は〈ない年〉と呼ばれる。

〈対策会議〉
今年が〈ある年〉だった場合に備えて、夜見山北中学校三年三組の担任と生徒たちであらかじめ対策を話し合う会議。

〈いないもの〉
増えた〈死者〉=〈もう一人〉の代わりに、クラスの誰か一人を〈いないもの〉に設定するという〈対策〉がとられる。学校にいるあいだ、あたかもそこに「いないもの」として扱われる役割を担った生徒。


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